ケンドリック・ラマーのプロフィール
- 本名 ケンドリック・ラマー 英語表記(Kendrick Lamar Duckworth)
- 生年月日 1987年6月17日生まれ (38歳) 2025年2月時点
- 出身地 カリフォルニア州コンプトン出身
- 他 アメリカのラッパー、ソングライター、音楽プロデューサー。90年代の西海岸ヒップホップの影響を受けつつ、独自のスタイルを確立してきた。社会的メッセージを含むリリックと、鋭いフロウで知られる。

家族構成
ケンドリック・ラマーは、コンプトンで育ち、家族の影響を受けながら音楽活動を始めた。
- 父親:ケニー・ダックワース(Kenny Duckworth)
- 母親:ポーラ・オリバー(Paula Oliver)
- 兄弟:複数の兄弟がいるが、詳細は公表されていない。
- 妻:ホイットニー・アルフォード(Whitney Alford)
- 子供:2人 Uziちゃん と Enoch君
ホイットニー・アルフォードとは長年の交際を経て結婚し、家庭を大切にしながら音楽活動を続けている。

ラッパーになる前の経歴
コンプトンの厳しい環境で育つ中、音楽に興味を持ち、ティーンエイジャーの頃からリリックを書き始める。高校時代には高成績を収め、学業と音楽の両方に力を入れていた。影響を受けたアーティストは2Pac、Dr. Dre、Jay-Zなどで、彼らの楽曲を聴きながら自身のスタイルを磨いた。
詳しくは日本語でもドキュメンタリーYoutubeがあるので、おすすめである。
ラッパーとしての功績
メジャーデビューまで
ラマーは2003年にK.Dot名義でミックステープ『Youngest Head Nigga in Charge』をリリースし、注目を集める。その後、独立系レーベルTop Dawg Entertainment(TDE)と契約し、音楽活動を本格化。2010年の『Overly Dedicated』、2011年の『Section.80』で名を上げ、Dr. Dreが彼を見出したことで、一気にメジャーシーンへ。
主要アルバムと成功
2012年にInterscope Recordsからデビューアルバム『good kid, m.A.A.d city』をリリース。映画のようなストーリーテリングと高い音楽性が評価され、商業的にも成功を収める。
その後も次々と傑作を発表。
- 『To Pimp a Butterfly』(2015):社会問題をテーマにした作品で高い評価を獲得。
- 『DAMN.』(2017):ピューリッツァー賞を受賞し、ヒップホップの枠を超えた影響力を持つ作品に。
- 『Mr. Morale & The Big Steppers』(2022):自身の内面と向き合った深い作品。
Drakeとのビーフ、他のラッパーとの関係
ラマーとDrakeの関係は、当初は友好的だったが、徐々にライバル関係へと変化。2013年の『Control』でラマーはDrakeを含む多くのラッパーに対し挑戦的なリリックを放ち、その後も両者の間には度々緊張が走る。
また、J. Coleとの関係も注目されており、ライバル視される一方で互いにリスペクトし合う姿勢を見せている。他にもPusha T、Big Seanなどとも競争関係を築いてきた。
2025年グラミー賞での快挙
ケンドリック・ラマーは、2025年2月2日に開催された第67回グラミー賞で圧倒的な存在感を示し、5部門で受賞を果たした。
彼はこれまでに57回ノミネートされ、通算22回のグラミー受賞を達成。今回の受賞は、彼がいかにヒップホップ界のトップに君臨し続けているかを示す結果となった。
受賞した賞
- 最優秀レコード賞(Record of the Year):「Not Like Us」
- 最優秀楽曲賞(Song of the Year):「Not Like Us」
- 最優秀ミュージックビデオ賞(Best Music Video):「Not Like Us」
- 最優秀ラップ・ソング賞(Best Rap Song):「Not Like Us」
- 最優秀ラップ・パフォーマンス賞(Best Rap Performance):「Not Like Us」
「Not Like Us」は、ラマーとDrakeの長年のビーフを象徴するトラックとして注目を集め、批評家からも絶賛された。特に、ロサンゼルスで開催された「The Pop Out」コンサートでは、この楽曲が爆発的な人気を博し、ラマーの優位性を決定づけた。
なお、彼の楽曲「Like That」(Future & Metro Boominとのコラボレーション)も複数のノミネートを受けたが、受賞には至らなかった。

過去のスーパーボウル出演
2022年のスーパーボウルLVIハーフタイムショーに出演し、Dr. Dre、Snoop Dogg、Eminem、Mary J. Blige、50 Centらと共に歴史的なパフォーマンスを披露。この年のハーフタイムショーは90年代~2000年代のヒップホップを代表するアーティストたちが集結し、大きな話題となった。
2025年スーパーボウル ハーフタイムショーへの期待
2025年のスーパーボウルでのパフォーマンスが発表され、ファンの期待は高まっている。政治的・社会的メッセージを込めたパフォーマンスを得意とする彼が、どのような演出をするのかが注目される。『Alright』や『HUMBLE.』などの代表曲が披露される可能性も高い。何より Not Like Us はどうなるのだろうか期待である。
ケンドリック・ラマーの音楽は単なるエンターテインメントに留まらず、深いメッセージ性を持つ。2025年のスーパーボウルで、どのようなストーリーを描くのか、全世界のファンが期待している。
これを機会に彼の音楽に触れるのもおすすめである。
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