海外移住を選んだ芸能人たち|菊地亜美・舟山久美子・渡辺直美の今

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海外で生活していると、日本の芸能人が「海外移住しました」というニュースに、つい自分ごととして反応してしまう。言葉の壁、教育環境の違い、拠点を分けることの大変さ——本人にしか分からない葛藤があることは、少しだけ想像がつく。2026年8月、タレントの菊地亜美さんがマレーシア移住を発表したのを皮切りに、舟山久美子さんのシンガポール移住報告など、芸能界では海外移住のニュースが相次いでいる。それぞれどんな理由で、どんな暮らし方を選んだのか。公表されている情報をもとに整理する。

菊地亜美:子供の教育を機に、この夏マレーシアへ

タレントの菊地亜美さん(35)は2026年8月4日、自身のインスタグラムでこの夏からマレーシアに移住することを発表した。きっかけについて菊地さんは「今、長女が年長さんでもうすぐ小学生なんですけど。年少さんの秋ぐらいから、子供たちといろいろな習い事に行ったり、幼稚園を楽しんだり、子供と関わっていく中で、『移住もありなんじゃないか?』と思ったんですよね」と説明。実際にマレーシアの学校を見学したことが決め手になったという。移住期間は2〜3年を想定しており、菊地さん自身は仕事を継続するため日本とマレーシアを行き来する二拠点生活になる見込みだ。子供たちはマレーシアで生活する形を取るという。菊地さんは2018年2月に結婚し、2020年8月に第1子、2025年3月に第2子を出産している。教育移住という決断の背景には、幼い子供を持つ母親としての価値観の変化があったようだ。

舟山久美子:合同説明会がきっかけの”教育移住”

モデルの舟山久美子さん(通称・くみっきー)も2026年7月28日、家族でシンガポールに移住することをインスタグラムで報告した。移住理由について舟山さんは「本当に1つだけ、教育移住です」と明言している。世界各国の学校が集まる合同説明会に夫婦で参加した後、実際にシンガポールの学校を訪問し、「子供たちが答えのない問いに対して目を輝かせながら自分で考えて深掘りをしていた」という現地の教育スタイルに感銘を受けたことが移住の決め手になったという。5歳の長男はすでにシンガポールの学校を受験して合格しており、準備は着実に進んでいたようだ。舟山さんは「一人の母として、一人の人間として挑戦し続ける背中を見せていきたい」と、移住への決意をコメントしている。

渡辺直美:NY移住から7年、コメディアンとしての進化

先輩格として海外生活の実績を積み重ねているのが、渡辺直美さんだ。2018年末に米国の「O-1ビザ」(通称アーティストビザ、卓越した能力を持つ人物向けの査証)を取得し、2019年からニューヨークを拠点に活動を開始。2021年からは完全に拠点をアメリカへ移した。当初は日本とアメリカの仕事を半分ずつにすると語っていたが、その後はVOGUE US版のYouTubeチャンネルでのメイク動画出演や、GAPのグローバルキャンペーン起用、ビヨンセのブランド「IVY PARK」のモデル起用など、着実に現地での実績を積んできた。2024年10月にはニューヨークのグラマシー・シアターで自身初のスタンドアップ・コメディショーを行い、コメディアンとしての活動もスタート。2026年は北米ツアーを敢行しており、6月にはニューヨークのタウンホールでライブ公演を行うなど、7年目にしてキャリアの幅をさらに広げている。英語の勉強を続けながら映画出演も目標に掲げているという。

共通するのは「子供の教育」という動機

菊地亜美さんと舟山久美子さんに共通しているのは、いずれも「子供の教育環境」を移住の最大の理由に挙げている点だ。二人とも合同説明会や現地校の見学を経て、日本とは異なる教育スタイル——正解のない問いに自ら向き合う姿勢を育む教育——に魅力を感じたことを移住の決め手として語っている。単なる憧れやイメージだけでなく、実際に現地校を見学し、子供自身が受験・合格するというプロセスを経ている点も共通している。一方の渡辺直美さんのケースは、自身のキャリア拡大を目的とした移住であり、動機の種類は大きく異なる。「教育移住」と「キャリア移住」という2つの軸で見ると、それぞれの決断の背景がより立体的に理解できる。

海外生活という選択そのものへの眼差し

海外に拠点を置くという選択は、言葉の壁や生活基盤の再構築など、想像以上に負担の大きい決断だ。それでも近年、教育やキャリアを理由に海外移住を選ぶ著名人が増えている背景には、グローバルな教育・仕事環境へのアクセスが以前より現実的になったことがあるのかもしれない。実際に海外で生活する側から見ても、「二拠点生活」や「教育移住」という言葉の裏には、本人や家族にしか分からない試行錯誤があるはずだ。それぞれの決断を、単なる話題としてではなく、一つの生き方の選択として見守っていきたい。

まとめ

2026年8月時点で、菊地亜美さんはマレーシアへの教育移住を、舟山久美子さんはシンガポールへの教育移住を、それぞれ発表している。先輩格の渡辺直美さんは、ニューヨーク移住から7年を経てコメディアンとしての新境地を開拓中だ。理由も形態もそれぞれ異なるが、共通しているのは「今の環境を変える」という決断に踏み切った覚悟の強さだろう。今後もそれぞれの現地での近況が伝えられ次第、続報として追いかけていきたい。

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