ノートPCの作業効率は、画面がもう1枚あるだけで大きく変わる。持ち運べるモバイルモニターは各社から出そろい、価格も1万円台から6万円超まで幅広い。定番のASUS、コスパ重視のARZOPA、有機ELで攻めるINNOCNを客観スペックで比較する。
3機種のスペック早見表
| 製品名 | 実勢価格目安 | 画面サイズ/解像度 | パネル/重量 |
|---|---|---|---|
| ASUS ZenScreen MB16AH | 約2万円前後 | 15.6インチ フルHD | IPS、約730g |
| ARZOPA 4Kモバイルモニター | 約2〜3万円台 | 15.6インチ 4K(3840×2160) | IPS(非光沢)、100% Adobe RGB |
| INNOCN PU15-PRE | 約61,750円 | 15.6インチ 4K(3840×2160) | 有機EL(OLED)、タッチパネル対応、400cd/m² |
ASUS ZenScreen MB16AHの特徴
モバイルモニターの「最初の1台」として長年定番なのがASUS ZenScreenシリーズだ。MB16AHは約730gの軽量・薄型ボディに加え、価格も2万円前後とこなれており、テレワークや出張先でのセカンドディスプレイとして導入しやすい。解像度はフルHDにとどまるが、その分価格と携帯性のバランスが取れている。
ARZOPA 4Kモバイルモニターの特徴
ARZOPAは中国発のガジェットブランドで、4K解像度・非光沢IPSパネル・100% Adobe RGBという、クリエイティブ用途にも耐えるスペックを2〜3万円台で実現している点が強み。写真編集や動画確認など色の正確さを重視する作業に持ち出しやすい価格帯だ。
INNOCN PU15-PREの特徴
3機種の中でもっとも高価格帯に位置するのがINNOCN PU15-PREで、15.6インチの有機ELパネルに4K解像度、さらに10点タッチパネルまで搭載する。バッテリー内蔵で単体駆動も可能とされ、スピーカーも内蔵。価格は約6万円とモバイルモニターとしては高額だが、有機ELならではの黒の締まりとコントラストは、動画視聴や画像確認の満足度を大きく左右する部分だ。
どれを選ぶべき?用途別のおすすめ
結論としては、とにかく安く・軽く二画面環境を作りたいならASUS、色編集などクリエイティブ用途を4Kでこなしたいならコスパ重視のARZOPA、画質・タッチ操作まで妥協したくないならINNOCNという住み分けになる。なお、いずれの機種もUSB Type-C 1本で映像出力と給電を兼ねられるモデルが主流だが、接続するノートPC側がUSB PD(映像出力対応)に対応しているかは購入前に必ず確認したい。ここを見落とすと、電源とモニターを別々のケーブルで接続する必要が出てくるため、外出先での取り回しが悪くなる。
まとめ
モバイルモニターは価格・解像度・パネル種類でここまで幅が出る。持ち運ぶ頻度が高いなら軽さを、色編集など専門用途があるなら4K・広色域を、動画視聴も重視するなら有機ELを、というように自分の使い方を軸に選ぶのが失敗しないコツだ。


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