8月10日、大会6日目の甲子園で「事実上の決勝」と呼ばれる横浜対沖縄尚学が行われる。この一戦で注目したいのが、沖縄尚学のエース・末吉良丞投手だ。昨夏の甲子園で2年生エースとして全国制覇の立役者となった実力派左腕は、今春に大きな故障を経験しながらも、この夏の甲子園切符を掴んだ。ここではその軌跡を考察していく。
昨夏は2年生エースとして全国制覇
末吉投手は2008年生まれ、身長176cmの左腕だ。昨夏の甲子園では、当時2年生ながらエースとして沖縄尚学の全国制覇を支え、最速150km/hを計測する本格派左腕として今秋のドラフト1位候補にも名前が挙がっている。昨夏の甲子園後には、U-18ワールドカップの高校日本代表にも2年生で唯一選出され、事実上のエースとして銀メダル獲得に貢献した実績を持つ。
今春の故障、そして121日ぶりの復帰登板
順調に見えたキャリアだったが、今春のセンバツ後に左肘の靱帯を負傷し、長期の離脱を余儀なくされた。この夏の大会でも背番号10・DHとして出場を続けながら、投手としての復帰を目指してきた。7月18日の準決勝・名護戦では121日ぶりに復帰登板を果たし、6回無失点という結果を残す。さらに決勝では9回に救援登板し、最速147km/hを計測。故障からのブランクを感じさせない投球で、2年連続の甲子園切符を掴んだ。
打者としても存在感を発揮
投手としての離脱期間中も、末吉投手は打撃でチームを支え続けた。全試合安打・打率.421という成績は、投げられない期間も自分にできる形でチームに貢献しようとした姿勢の表れだと言える。連覇を目指す沖縄尚学にとって、投打で存在感を示す末吉投手の状態は、チームの浮沈を左右する大きな要素になっている。
まとめ
末吉良丞投手は、故障による離脱を経験しながらも、投打で沖縄尚学を支え続けてきた選手だ。横浜との事実上の決勝と呼ばれる一戦で、そのエースがどんな投球を見せるのか。連覇へ向けた戦いの行方を見届けたい。
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