Ye新作『BULLY』「Circles」を考察

Ye新作『BULLY』「Circles」を考察 芸能人・有名人
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サイト最大のトラフィックを生んでいる「YE(カニエ・ウェスト)新曲FATHER徹底解説」から数ヶ月、今回はアルバム『BULLY』の中でも語られる機会が少ない一曲「Circles」に焦点を当てたい。本作は東京でコンセプト化・制作され、Ye自身が単独プロデュースを手掛けた12枚目のスタジオアルバムだ。ジャケットには写真家・森山大道が撮影したYeの息子セイント・ウェストの写真が使われており、家族というテーマがアルバム全体を貫いている点は、以前取り上げたFATHERの考察とも地続きになっている。

野田洋次郎(RADWIMPS)が参加した理由

「Circles」がとりわけ興味深いのは、RADWIMPSの野田洋次郎がアレンジとレコーディングに参加している5曲(Beauty and the Beast、White Lines、Bully、Highs and Lows、Circles)の一つであるという点だ。日本を代表するロックバンドのフロントマンが、なぜYeのアルバム制作に深く関わることになったのか。『BULLY』が東京で構想された作品であることを踏まえると、単なるゲスト参加ではなく、日本的な音の質感や間の取り方が制作段階から意識的に取り込まれた可能性がある。実際、本作をめぐるレビューでは謝罪の重さと音楽の軽さという対比が指摘されており、重いテーマを軽やかなサウンドで包むという手法は、野田洋次郎自身の音楽性とも共鳴する部分がある。

「Circles」というタイトルの含意

タイトルの円、循環という言葉からは、繰り返される過ち、あるいは同じ場所に戻ってくるような人間関係の構造を想起させる。Yeがこれまで公私にわたって発してきた発言や、それに対する謝罪・撤回のサイクルを踏まえると、本作全体のテーマである懺悔や再生と重なる部分が多い。もちろん歌詞そのものを断定的に翻訳・引用することは避けるべきだが、楽曲タイトルとアルバムのコンセプト、参加アーティストの組み合わせという公開情報だけでも、十分に考察の材料になる。

「FATHER」との対比で見えてくるもの

トラヴィス・スコットが客演した「FATHER」との対比で見ると、「Circles」は外部からの視点ではなく、内側からの視点で家族というテーマに向き合っている曲だと位置づけられる。この対比構造こそが、『BULLY』というアルバムを単発の話題で終わらせず、複数の記事に分けて考察する価値がある理由だ。今後は「White Lines」「Highs and Lows」についても同様の切り口で記事化し、『BULLY』考察シリーズとして内部リンクで結びつけていく計画が立てられる。

まとめ

「Circles」は単独では地味に見えても、『BULLY』というアルバム全体、そして「FATHER」以降のYeの作家性という文脈に置くことで一気に読み解きの厚みが増す曲だと感じる。野田洋次郎の参加という事実、タイトルの円環的な意味合い、「FATHER」との内省の対比。これらを踏まえると、単なる新曲紹介では終わらない考察記事としての価値がある。今後も『BULLY』収録曲を1曲ずつ掘り下げ、シリーズとして内部リンクで積み重ねていきたい。

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参考: 野田洋次郎、Ye「BULLY」に参加していた「貴重な経験でした」(音楽ナタリー)

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