インドに来て習慣化かつ、おすすめの健康法がある。それが舌磨きである。 インドではアユールヴェーダという医学が国民に浸透しており、街中の薬局、スーパー、どこにでもそれ関連の商品がある。 アユールヴェーダは奥が深いので後日、記載を考えている。ただ、プロではないので、一般的な知識を届ける程度になると思う。
本記事では、アユールヴェーダの中でも舌磨き、クリーニング・ブラッシングについて記載する。
はじめに
インドには古くから多くの健康維持の方法が伝わっていますが、その中でも「舌磨き/タンクリーナー」は、口内衛生と全身の健康を促進するための簡易ながら効果的なツールと言われている。本記事では、タンクリーナーの使用方法、効能、そしてこれがいかにして健康維持に貢献しているかを探求します。
インドでの利用
私はインドに来た当初より、従業員に勧められ、舌クリーニングを毎日実施している。そして、これだけのせいではないがいたって健康である。 インドでの舌クリーニングタングスクレーパーともいうが、私は銅製のものを使っている。これはほぼ半永久的に使えるタフさがある。また抗菌面でも強いと証明されている。 インドではこれ以外にもコップなど日常から銅製品が多く使われている。
タンクリーナーとは
タンクリーナー、または舌ブラシには、金属、プラスチック、または天然素材で作られた器具で、舌の表面を清掃するために使用されている。この器具は特にアーユルヴェーダ医学において重要視されており、体内の毒素を除去し全体の健康を向上させるとされている。 下記はインドでも人気な銅製の商品である。
使用方法と効能
使用方法
- 準備: タンクリーナーを用意し、清潔な状態であることを確認。
- クリーニング: 鏡を見ながら舌をできるだけ前に出し、タンクリーナーを舌の根元に置く。
- スクレイピング: 軽い圧力をかけながらゆっくりと舌の先端に向かってスクレイプします。この動作を2〜3回繰り返す。
- 洗浄: 使用後はタンクリーナーを水でよく洗い流し、清潔に保管。
これを毎日の朝などに実施する。
効能
- 口臭の削減: 舌の表面には食べ物の残りかすや細菌が蓄積しやすく、これが口臭の主な原因となります。タンクリーナーを使用することで、これらの不純物を効果的に取り除くことができます。
- 味覚の向上: 舌の表面を清潔に保つことで、味蕾が本来の機能を果たしやすくなり、味覚が敏感になります。
- 健康への寄与: アーユルヴェーダでは、舌の不純物が体内の毒素と関連していると考えられています。定期的に舌を清掃することで、これらの毒素を体外に排出しやすくなり、全身の健康維持に貢献します。
インドにおける舌クリーナーの文化的背景
インドでは、口内衛生は身体の浄化プロセスの一部として非常に重要視されています。特にアーユルヴェーダ医学では、毎日の自己ケアルーチン(ディナチャリア)の一環として舌のクリーニングが推奨。これにより、個人の健康だけでなく、精神的、感情的なバランスも維持されると言われている。
インド以外での認識と普及
インドの伝統的な健康法は、世界中で注目されるようになっており、タンクリーナーも例外ではない。欧米を中心に、自然治癒力や代替医療に関心が高まる中、タンクリーナーは自然派健康志向の人々に採用され始めているようである。また、多くの歯科専門家も、日常の口内衛生にタンクリーナーの使用を推奨するようになっている。
日本でもタンクリーニング商品があるのをよくみる。 ただインドのタンクリーニングはとても原始的であるが、とても効果がありそうである。
まとめと展望
タンクリーナーは、単なる口内清潔ツール以上の価値を持っている。それは、インドの古代から伝わる体系的な健康管理法の一部であり、今日でもその効果が科学的に支持されつつあるからである。舌の健康が全身の健康に直結しているという考えは、現代の医学においてもさらに探求される価値のあるテーマの一つ。インドの伝統が、世界の健康文化に新たな風を吹き込むことがあるかも。
そして、日本へのお見上げとしてもおすすめと思っている。
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