2025年のHoliはいつ?
2025年3月14日(金)
ただ、ホーリー祭りはこの日だけではなく、前日の3月13日(木)にはホーリカー・ダハンが行われ、悪に対する善の勝利を祝います。ホーリー当日は、人々がお互いに色粉を塗り合い、甘いものを共有し、祝福を交わし、さまざまな楽しい活動に参加します。
1. ホーリー祭りとは? 目的など
ホーリー祭り (英語名 Holi)は、インドで春の訪れを祝うヒンドゥー教の祭典です。「色の祭り」として知られ、参加者は色粉(グラール)や色水を掛け合い、「ハッピー・ホーリー!」と叫びながら街中が色と熱気に包まれます。Diwaliに次ぐインド全体で祝う大きなお祭りの一つです。
現在ではインドにとどまらず、ネパール、スリランカ、さらには欧米の都市でも祝われる国際的なお祭りとなっています。特にインドではバラナシ、デリー、ブリンダバン、プシュカルなどの都市が有名で、それぞれ異なる特色を持つホーリーが開催されます。

2. ホーリーの起源と神話
ホーリー祭りの由来にはいくつかの神話が関係しています。
ホリカとプラフラーダの伝説
ある時、邪悪な王ヒラニヤカシプが「自分を神として崇めよ」と民に命じました。しかし、王の息子プラフラーダはヴィシュヌ神を信仰し続けました。怒った王は妹ホリカ(火を恐れない力を持つ)を使い、プラフラーダを火の中に座らせました。しかし奇跡が起こり、プラフラーダは助かり、ホリカが焼け死んでしまったのです。この「善が悪に勝つ」という出来事を祝うため、ホリカ・ダハン(焚火の儀式)が行われるようになりました。

クリシュナとラーダの伝説
インド神話の英雄クリシュナは、恋人ラーダの白い肌を羨ましく思い、母に相談しました。母は「ならば好きな色を塗ればいい」と助言し、クリシュナがラーダに色を塗ったのが、現在のホーリーの色粉の掛け合いの起源とされています。
3. ホーリーの儀式とスケジュール
ホーリー祭りは2日間にわたって開催されます。
1日目:ホリカ・ダハン(Holika Dahan)
- 日没後に行われる儀式。街の広場に組まれた大きな焚火に火をつけ、悪を払い幸福を願う。
- 家族や友人と一緒に焚火を囲み、伝統的な歌を歌う。
2日目:カラー・ホーリー(Dhulandi / Rangwali Holi)
- 朝から色粉や色水を掛け合い、町全体がカラフルに染まる。
- 人々は踊りながらお互いに色粉を投げ、「ハッピー・ホーリー!」と叫ぶ。
- 伝統的なお菓子 グジヤ や、バング(大麻入りドリンク)を楽しむ。

4. 現代のホーリー祭りの楽しみ方
① 有名な開催地
- デリー:音楽フェス「Holi Moo Festival」で盛大に祝う。
- バラナシ:ヒンドゥー教の聖地。伝統的なホーリーが楽しめるが、混雑に注意。
- ブリンダバン:クリシュナゆかりの地。寺院での祝祭が特に華やか。
- プシュカル:野外レイブのようなパーティ型ホーリー。
② 必須アイテム
- 汚れてもよい服(特に白い服は、ホーリーらしい写真映えするw )
- サングラスやゴーグル(目を守るため)。
- 防水ポーチ(スマホやカメラを保護)。
- 肌を守るためのオイル(色粉が落ちやすくなる)
- 水てっぽう どこでも手に入ります。
- カラーパウダー
5. ホーリー祭りの危険性と注意点
ホーリーは楽しい祭りですが、危険も伴います。特に観光客は十分な注意が必要です。
① 女性に対する危険
- 痴漢・セクハラが多発:特に外国人女性は狙われやすい。 以前Youtubeで日本女性が訴えておりました。都会でしっかりした場所では比較的安全ですが、ローカルマーケットや路地裏でも開催されていますが、そのような場所は避けてください。 これがメインな原因です。あえてそのようなところに行かないように。
- 一人での参加は避ける:男性同行者と一緒に行動するのが望ましい。
- ホーリーが過激な地域(バラナシなど)には行かない。
② 色粉の安全性
- 化学染料を含む安価な色粉は皮膚炎を引き起こす可能性がある。
- 目や口に入ると危険。ゴーグル着用が推奨される。
③ 泥酔者と犯罪
- お酒や薬物の影響で暴徒化することがあるため、特に午後の時間帯は注意。
- スリや盗難が多発するため、貴重品は持ち歩かない。
6. 日本で楽しむホーリー祭り
「ホーリーは興味あるけどインドは遠いし怖い…」という方には、日本で楽しめるホーリーイベントがあります。
① 東京・西葛西のホーリーイベント
- 西葛西のインド人コミュニティが主催。
- 公園で色粉を掛け合い、インド料理の屋台も楽しめる。
② 各地のカラーラン
- 「Color Run」などのイベントでホーリーの雰囲気を体験可能。
7. まとめ
ホーリー祭りは、インドの春の訪れを祝うカラフルでエネルギッシュな祭典です。神話に基づく伝統的な側面と、現代のフェスティバル的な側面を併せ持ち、世界的にも注目されています。
参加する際は、注意点をしっかり守り、安全に楽しみましょう。 一生に一度は体験してみたい、インドならではの熱狂的な祭りです。
質問があればいつでもコメントにて!
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