1万円前後で「そこそこ良いノイキャンイヤホン」が欲しい——そう思ってレビューサイトを回っていると、必ずと言っていいほど名前が挙がるのが「EarFun Air Pro 4i」と「Edifier NeoBuds Pro 2」の2機種だ。どちらも公式スペック上はアクティブノイズキャンセリング(ANC)最大50dBを謳い、価格帯も近い。しかし中身を比較すると、実は得意分野がかなり違う。この記事ではEarFun Air Pro 4iとEdifier NeoBuds Pro 2の両モデルを比較し、公開スペックをもとに客観的なノイキャンイヤホン比較を行う。
比較の前提|今回注目した2つのモデル
今回比較するのは、コスパ系イヤホンブランドとして知名度を上げている「EarFun」の最新モデル「Air Pro 4i」と、音響機器メーカーとして長い実績を持つ「Edifier」の「NeoBuds Pro 2」だ。どちらも2万円以下で購入できる価格帯でありながら、ハイエンドモデル譲りの機能を積んでいる点が共通している。比較の軸は「価格」「ANC性能」「バッテリー持ち」「対応コーデック」「その他機能」の5点とした。
EarFun Air Pro 4iの特徴|コスパ重視派に人気
EarFun Air Pro 4iは、税込7,990円という価格ながら、ハイブリッドANC技術「QuietSmart 3.0」を搭載し、公式発表では最大50dBのノイズ低減性能を実現しているとされる。最大の強みはバッテリー持ちで、ANCオンの状態でも比較的長時間の連続再生に対応する設計になっている(公式発表ベースで最大40時間、ケース込み)。加えてIPX55相当の防水・防塵性能を備えており、汗をかきやすい運動時の利用にも配慮されている。ハイレゾ音源に対応するLDACコーデックや、2台の機器に同時接続できるマルチポイント接続、6基のマイクによる通話品質の作り込みも特徴だ。とにかく「価格を抑えつつ、機能はできるだけ削らない」という設計思想が伝わってくるモデルと言える。
Edifier NeoBuds Pro 2の特徴|高音質・多機能派に人気
一方のEdifier NeoBuds Pro 2は、音響メーカーらしく音質面での作り込みが際立つモデルだ。独自の「ワイドバンドマルチチャネルANC」技術により、こちらも公称最大50dBのノイズキャンセリングを実現しているとされる。対応コーデックはLDACに加えてLHDCもサポートしており、Hi-Res Wireless認証も取得済みだ。360°の空間オーディオ機能も備えており、映画やゲームなど臨場感を重視するコンテンツとの相性が良い。バッテリー持ちはANCオン時で公称22時間とAir Pro 4iには及ばないが、15分の充電で約2時間再生できる急速充電に対応しており、外出前の「うっかり充電切れ」への備えは十分だ。価格は実勢で1万円台〜2万円弱の間で変動しており、セール時期によって差が大きい点は事前にチェックしておきたい。
ノイキャンイヤホン比較|スペック比較表
| 項目 | EarFun Air Pro 4i | Edifier NeoBuds Pro 2 |
|---|---|---|
| 価格帯(目安) | 約6,000〜7,990円 | 約1万〜2万円弱 |
| ANC性能(公称) | 最大50dB(QuietSmart 3.0) | 最大50dB(ワイドバンドマルチチャネルANC) |
| バッテリー(ANCオン) | 最大40時間(ケース込み) | 最大22時間(ケース込み) |
| 急速充電 | 明記なし | 15分充電で約2時間再生 |
| 防水防塵 | IPX55相当 | 公式発表に明記なし |
| 対応コーデック | LDAC | LDAC・LHDC |
| 空間オーディオ | 非対応 | 360°対応 |
| マルチポイント接続 | 対応 | 対応 |
どちらを選ぶべきか?シーン別の考察
スペックを並べてみると、両モデルの得意分野の違いがはっきりする。とにかく価格を抑えつつ長時間再生と防水性能を重視したいなら、EarFun Air Pro 4iのバッテリー持ちと価格の安さは魅力的だ。通勤・通学やジムでの利用がメインで、充電の頻度を減らしたい人に向いている。一方、音質や没入感を重視し、映画・ゲーム・ハイレゾ音源を楽しみたいなら、LHDC対応と360°空間オーディオを備えるEdifier NeoBuds Pro 2に分がある。バッテリーが多少短くても急速充電でカバーできる、という考え方をできる人には特に相性が良いだろう。筆者としては「まず長く使える1台が欲しい」ならEarFun、「音質にこだわりたい」ならEdifierという住み分けが、現時点での公開スペックからは妥当な結論だと考えている。
購入前に知っておきたい注意点(デメリット)
EarFun Air Pro 4iは価格の安さが魅力な反面、空間オーディオのような付加機能は搭載されておらず、音質面での作り込みはEdifierに比べるとシンプルな印象を受けるという声もある。また、Edifier NeoBuds Pro 2は音質・機能面で優れる一方、バッテリー持ちがAir Pro 4iの半分程度にとどまる点と、実勢価格の変動幅が大きく、セールのタイミング次第では割高に感じられる可能性がある点は事前に確認しておきたい。どちらのモデルも購入前に、最新の実勢価格と販売店のキャンペーン内容を必ず確認することをおすすめする。
まとめ
EarFun Air Pro 4iとEdifier NeoBuds Pro 2は、どちらも1〜2万円台で購入できるANCイヤホンとして高い完成度を持つが、「価格とバッテリー持ちを取るか」「音質と空間オーディオを取るか」で選ぶべきモデルが変わってくる。自分の主な利用シーン(通勤中心か、音楽・映像鑑賞中心か)を軸に選ぶと失敗しにくいはずだ。
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参考:EDIFIER NeoBuds Pro 2 公式製品ページ
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