省スペースでありながら高い処理性能を求める人に人気の「ミニPC」市場では、2026年も各社から高性能モデルが続々と登場している。中でも注目されるのが、Intel Core Ultra 9を搭載した「GEEKOM IT13 Max」と、AMD Ryzen AI Max+ 395を搭載した「Beelink GTR9 Pro」だ。用途別にどちらを選ぶべきか、公式スペックをもとに比較する。
結論:日常用途はGEEKOM、AI・サーバー用途はBeelink
結論から言うと、コストを抑えつつ汎用性の高いパフォーマンスを求めるならGEEKOM IT13 Max、ローカルAI処理や高負荷な作業まで見据えるならBeelink GTR9 Proが向いている。価格帯とスペックの方向性が大きく異なるため、用途に応じた選択が重要だ。
GEEKOM IT13 Maxの特徴
まずGEEKOM IT13 Maxの特徴を見ていく。CPUはIntel Core Ultra 9 185H(16コア22スレッド、最大5.1GHz)を搭載し、メモリは24GB LPDDR5、ストレージは500GB PCIe4.0 SSDを備える。価格は12万9900円で、Intel初の統合NPUによるAI処理にも対応し、独自冷却機構「IceBlast 3.0」で発熱を抑えている。容積は約0.9Lと非常にコンパクトで、設置場所を選ばない点も魅力だ。
Beelink GTR9 Proの特徴
一方のBeelink GTR9 Proは、AMD Ryzen AI Max+ 395(16コア32スレッド、最大5.1GHz)を搭載し、内蔵GPUのRadeon 8060SとNPUにより126TOPSのAI性能を発揮する。メモリは128GB LPDDR5X、ストレージはデュアルM.2スロットで最大8TBまで拡張可能と、GEEKOM IT13 Maxを大きく上回るスペックだ。デュアル10GbE LANポートを備えるなど、サーバー用途やローカルLLM環境の構築を見据えた仕様になっている点も特徴的だ。ただしその分、消費電力は高負荷時に182Wに達し、価格もGEEKOM IT13 Maxより高価格帯になる。
どちらを選ぶべきか
両モデルを比較すると、日常的な作業や動画編集程度までをコンパクトかつ手頃な価格でこなしたいならGEEKOM IT13 Max、大容量メモリを活かしたローカルAIモデルの実行やサーバー用途まで見据えるならBeelink GTR9 Proという住み分けが見えてくる。特にメモリ容量の差(24GB対128GB)は、AI処理や仮想化用途を検討している人にとって大きな判断材料になるだろう。
まとめ
まとめると、どちらも2026年の高性能ミニPCとして完成度が高いが、想定する用途の負荷レベルによって最適な選択が分かれる。購入を検討する際は、日常利用が中心か、AI・サーバー用途まで見据えるかを基準に選ぶとよいだろう。
※本記事は各社公式サイトおよび発表情報をもとに作成した客観的な比較レビューであり、実機を使用した個人の体験に基づくものではありません。

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